~6月2日 震災84日目の日記~
6月に入りました。
6月に入った途端、政局は一変、内閣不信任案が提出されました。
そして本日、否決されました。
経緯はともかく、
なにをやっているのでしょうか?
そう思っている国民は少なくないはず。
少なくとも、東日本大震災の被災者は、
与党・野党のいずれを問わず、失望感を大きくしたことでしょう。
政治家は「国民のため」と言います。
でも「国民のため」って誰のためですか?
あなた方の発言を聞いていると、「国民とは、代表である自分のこと」としか思えません。
つまり「自分のためにやっている」としか。
不信任案が否決されたことで、「空白ができなくてよかった」という人がいます。
何を言っているのですか?
不信任案の審議と投票に費やした時間、それは一日だったかもしれませんが、
被災者にとっては、十分に「空白期間」です。
それ位、被災者は崖っぷちに立たされているのです。
現場で作業にあたる自衛隊員、警察官、
そして先日も書きましたがライフラインの復旧に臨む担当者、
みな被災者であったり、地元に家族を残して派遣された人であったり、
自らを犠牲にして取り組んでいます。
次期首相候補者には、
一定期間、自衛隊に入隊して、復興支援にあたってもらいたい。
そこで学んだことを国政に活かしてもらいたいと思います。
きっと、生きた政治ができると思います。
今日はまた、震災の影響が人々の生活に与えた影響を痛く感じました。
私は、mixiというソーシャルメディアに登録しています。
Facebookの日本独自版、といえばいいでしょうか。
基本は紹介制で、私も会社員時代に、
親しくしているネットワーク管理者に紹介してもらいました。
そのネットワーク管理者の方は、私と時を前後して会社を辞めたのですが、
その後、つてのある外資系の会社に入社していました。
私よりも5歳位年上でしょうか、バイタリティのある方で、
最近はニューヨークに長期出張もこなされていました。
その方が、突然、先月の20日で会社を辞めたというのです。
驚いてメールしてみると、震災による影響で事業縮小となり、辞めることになった、
というのです。
正直なところ、ビックリしました。
国内ならともかく、海外に本社のある会社ですから、
今回の震災も影響はあまりないと思っていました。
確か大きな顧客が岩手にある製造業の会社ということでしたので、
顧客の被災により影響を受けたのかもしれません。
50代半ばにして、ハローワークに求職の申し込みをしたということです。
大変さが伝わってきます。
そしてもう一つ届いた話題が、
仙台でも有名なキーボーディストの一人が震災の影響で廃業した、
というのです。
よくよく聞いて回ると、こういう話は少なくないようです。
確かに職業ミュージシャンではありませんので、それほど大きなことではない、
そう感じる方も多いと思います。
しかし、その背景にあるものを考えると、私には決して小さな話とも思えません。
仕事であったり、家族であったり、人それぞれ理由は異なるにせよ、
抱えるものがあって、やめていくのだと思います。
今日の気分は、天気と同様、曇り一時大雨でした。
明日は日が差すことを望むばかりです。
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