~4月3日 震災24日目の日記~
きょうは天気も良く、ひさしぶりに街歩きをしました。
食料の調達や銀行に用事がある等の理由で街に出てくることはありましたが、
ぶらりと歩くのは震災後初かもしれません。
結構、人が多いことに驚きました。
日曜日ですから当たり前なのかもしれませんが、
食料を手に入れようと出た頃に比べると、ずっと増えています。
営業再開している店舗も随分と増えましたし、
また歩いている人の服装や、顔の表情も全然違って見えます。
少しは人の気持ちの中にも復興の暖かい風が吹き始めているのでしょうか。
きょうは、街中の量販店でヘッドセットを購入しました。
ヘッドセットとは、イヤホンとマイクが一緒になったもの。
パソコンのソフトで“Skype”という、インターネット上で無料で使用できる
電話ソフトがあるのですが、それで使用します。
今回の震災を通じて、固定電話や携帯電話の無力さを痛感しました。
ツイッターやYouTubeが活躍した話を以前の日記でも書きましたが、
こういったインターネットでのコミュニケーションが、大震災時にも有効である、
ということがわかったので、危機管理の一環で友人のパソコンにも“Skype”をセットアップし、
ついでに私自身のヘッドセットもこれまでのものより使いやすいものに替えよう、
と考えた次第です。
購入後、私の家で友人のパソコンのセットアップをします。
私のパソコンとの間で“Skype”のテスト。
うまくいきました。
今後なにかあった時には役立ちそうです。
もっとも、災害で役立つ、そんなことは起きて欲しくない、
というのが本音ですが。
今週末は、玩具問屋の知人の店にも行ってきました。
彼の店は卸町という、市内でも問屋さんが集まる街にあります。
もともとは店舗で卸をしていたのですが、時代に乗って、彼自身は
ネットショップに力を入れようとしています。
私は友人を通じて彼を紹介され、
パソコンのソフト開発を通じて得た知識を活用して、彼の手助けをしてきました。
今回の震災で、彼の店舗(正確にはお父さんの店舗ですが)も大きな被害を受けました。
立ち退かないといけないほどの被害ではありませんが、
それでも店舗正面のガラスは割れ、防犯のためにシャッターは下ろしたままです。
また、ネットショップの商品発送には宅配便が欠かせませんが、
それもつい最近までは営業店止めだったこともあり、
ネットショップ自体は休業状態でした。
それを営業再開することとなり、あいさつ文の掲載等、
ネットショップの「見た目」の変更作業について、
支援できることの打ち合わせを行ない、作業もおこなったのでした。
こうして、復興の手伝いができると思うと、少しは心が明るくなります。
震災後は私にとってもインターネットが貴重な情報源。
特にスピードという点では、新聞は全くかないません。
毎日刻々と変わる状況は、インターネットのしかるべき期間の発表が
一番頼りになり、タイムリーです。
そんな頼りになる情報の一つが、仙台市のガス局の情報です。
全国各地から応援隊が駆けつけ、修復作業を行なってきました。
3月の下旬からいよいよ開栓作業も始まっており、
毎日夜には翌日の開栓地区が発表になります。
そんな中、ついに来ました。
どうやら、明日は私が住む地区で開栓作業が行われるようです。
待ち遠しかったです。
遠足の前の日のような気分で、今日は眠れないかもしれません。
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