~5月17日 震災68日目の日記~
今日は、いつも仕事の仲介をお願いしている営業会社の担当者から、
一本の電話が入りました。
「○○さん、仕事できる?いや、ご両親の付添とかで時間取れないといけないから」
もちろん、やらせていただきます。
聞けば、あるシステムのほんの一部分の機能を切り出しての発注とのこと。
いわゆる「火事場の馬鹿力」的な仕事です。
費用的にも、納期的にも、結構キツイ仕事。
経験のあるC++という言語であるのが救いです。
でも、そんな贅沢は言っていられません。
いまは、たとえ単発でも、小額でも、仕事があるだけ有難いのです。
決して選り好みは致しません。
と言いつつ、実は一つ問題が。
元々パソコンのソフトを開発してきた自分ですが、
ここ三年ほどは、この日記で何度も出てくる客先で、内部統制の仕事でした。
プログラミングとは無縁、ExcelとWordの使い方がうまくなるだけでした。
果たしていま、プログラムを組めるのだろうか。
いや、組むことは組めると思いますが。
が、要求される納期に対して、対応しきれるでしょうか。
結構、プログラミングの勘所は、慣れによるものが大きいのです。
しばらく実戦から離れていると、それも鈍ってきます。
ちょっと心配です。
早速ですが、電話を切った後、今日中にミーティング、ということになりました。
ひさしぶりにスーツを着て電車に乗ります。
こんな時間帯(午後)にスーツを着て出社、というのは、
周りは気にも留めていないでしょうが、本人は気になるものです。
指定された時刻に営業会社に到着したところ、
担当者はまだ出先から戻ってきていないようでした。
ぬるめのコーヒーを飲みながら担当者の帰社を待ちます。
まずは担当者から概要の説明。
そして遅れることさらに1時間、
中間に入っている会社の技術者と思しき人が入ってきます。
名刺交換して、話を聞きます。
本来の開発者が手の回らない部分をやって欲しいとのこと。
期間と金額は、その開発者が「自分でやるなら」とはじいた金額のようです。
こちらは内容がよくわかりませんので、それで承諾するよりありません。
それに初めての顧客なので、あまりこちらの主張をするのもよくありませんし。
開発者は仙台市内ではなく、亘理に住んでいるとのこと。
改めて顔合わせおよび必要な引き継ぎのため
その開発者の自宅を訪問することになりました。
どうやら先方も個人で仕事をされているようです。
でも、個人で大企業を相手に仕事をしているのですから、
きっと力のある技術者なんでしょう。
打ち合わせを終わり、散会となりました。
ひさしく開発をやっていないので、心配なので本を一冊買いました。
今回必要とされる技術的なことの、詳細ではありませんが、
エッセンス的なことは書いてある本。
あとは、開発者としての経験もありますので、なんとかなります。
こういった単発の仕事でもいいから、時々あるといいですね。
一つ一つは小さくても、積み重ねれば大きな金額になります。
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