仕事が危ない ~5月15日 震災66日目~

~5月15日 震災66日目の日記~

 

5月も中盤に入ってきました。

そろそろ、各企業が決算を発表し始めています。

多くの企業は3月末で決算、6月には株主総会、という流れです。

そこで速報ながらも決算は固まり始めている時期です。

 

今年の決算の注目すべき点は、やはり震災の影響でしょうね。

一つは売上の減少、もう一つは損失の増加、だと思います。

 

今回の震災で、施設の倒壊など、被害を受けた企業は数え切れないほど。

それと共に、操業停止であったり、あるいはライフラインを担う企業のように

復興・復旧を優先しての売上減少もあったり、と、様々な形で売上の減少も。

 

私が3月までお世話になっていた企業では、

震災直後に社長から明確なメッセージが出されました。

「なにがあっても社員を守る」と。

 

でも企業によっては、再建不能となり、泣く泣く廃業したり、

リストラをせざるを得ないところも多くあります。

 

そんな時、真っ先に被害?を被るのが、派遣社員であったり、臨時員といった、

「非正規雇用」の人たち。

そういう意味では、私たち個人事業主も同じですね。

むしろ労働基準法で守られていない分、個人事業主のほうがキツイともいえます。

 

被災地、特に津波の被害に遭った地域では、こうした「職場がなくなる」ケースが

後を絶ちません。

ハローワークにも、連日長蛇の列です。

先日も書きましたが、新卒者の内定取り消し等も多くあります。

 

私がお世話になった企業では社員を守るという宣言がありましたが、

社員として残れたとしても、安心とはいえない状況です。

知人はある大手企業に勤めていますが、今年の賞与は出ないかも、

と言っていました。

震災による被害(損害)と収益悪化で、とても賞与どころではない、

そういう状況のようです。

 

津波で家を流された人の中には、家のローンが残っている人も多くいます。

そういった方たちが住まいを再建するには、再度ローンを組まないといけない。

いま、「二重ローン」の問題も浮き彫りになっています。

 

私は賃貸住宅に住んでいるので、収入の問題が発生した現在も

住宅ローンが払えなくて家を手放すことはありません。

もっとも、家賃が払えなければ住み続けることはできませんので、

同じといえば同じですが。

 

家計を支えるためにアルバイトやパートをする、というのも

一つの手段ですが、いずれの場合も、時間的拘束があります。

本業の他にアルバイトをしたり、家庭を守りながらパートをする、

というのにも限度があります。

 

では、どうやって収入減やボーナスカットに備えるか。

言葉は古いですが、「内職」に尽きると思います。

 

内職は、以前は袋貼り(って、それは時代が違いますね)だったり、

なにか組み立てる仕事だったり、

いずれにしても、1個1円にもならない、1個何十銭の世界でした。

こんなので生活の足し、副収入になるとは到底思えません。

 

じゃあ、いまならどうするか。

答えはインターネットビジネスにあると思います。

 

と答えを導いてみたものの、どうすればいいのか、それは私も模索中。

結局のところ、私自身がこういった状況に対する備えが出来ていなかった、

ということになります。

 

でも、仕事が危ない、言い換えれば、雇用が危ない、というのは

共通した認識なんじゃないかな。

早く道筋を見出して、それを他の人のために役立てなければ、

今日は、独り言のような、決意表明の日記でした。


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どん底からの復活者 斎藤 輝男

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東日本大震災は、私から仕事を奪い、どん底に突き落としました。
しかし、私は必ず復活してみせます。このブログでは、その軌跡を残していきます。

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