きょうも仙台は、時々雨が激しく降る、はっきりしない天気の一日でした。
雨もようやく上がった夕方、窓の外から時折ドーン、パパーンという音が。
ベランダに出てみましたが何も見えず、非常階段に出てみると遠くに花火が。
花火といえば、みなさんは何を思い出されるでしょうか。
私はもちろん「夏」です。
ベタですね。
大切な人と観た夏の花火、と答える方も少ないかもしれませんね。
被災地にとっては、花火は特別な意味を持ちます。
それは、まさに「復興ののろし」。
大げさな表現かもしれませんが、少なからずそんな印象があります。
打ち上げ花火は、(異なるものもありますが)小さな火薬玉を集めたもの。
ひとつひとつの放つ光は小さくても、
集めれば空に大きな、そして鮮やかな光の軌跡となります。
復興も同じ。
ひとりひとりが出来ることは小さくても、
集まればそれは大きな、そして力強い生命(いのち)の奇跡となります。
今年は日本が大きな自然災害に翻弄されています。
東日本大震災と津波の被害だけではありません、
いま気になるのは、台風の影響による大雨。
ここ数日のニュースを見ても、各地で観測史上最も多い降雨量を記録しています。
その猛威は日本国内にとどまらず、
韓国でも中心都市のソウル市内で土砂崩れや土石流の被害が。
日本では、新潟で、そして東日本大震災で大きな被害を受けた福島で、
この大雨による大きな被害を受けています。
津波によって大きな被害を受けた海沿いの被災地でも、
低気圧による海面の上昇が、
地震による地盤沈下の激しい町を襲う心配に心が震えます。
こんな時だからこそ、
みな、夏の花火を楽しみにしています。
今年も、8月に入ると東北では続々と夏祭りが開かれます。
是非とも被災地の夏祭りを観にいらして下さい。
皆さんの笑顔が、被災地の人々を元気づけます。
■主な東北の祭り
弘前ねぷたまつり(青森県弘前市) | 8月1日~7日 |
青森ねぶた祭(青森県青森市) | 8月2日~7日 |
盛岡さんさ踊り(岩手県盛岡市) | 8月1日~4日 |
秋田竿燈まつり(秋田県秋田市) | 8月3日~6日 |
仙台七夕まつり(宮城県仙台市) | 8月6日~8日 |
山形花笠まつり(山形県山形市) | 8月8月5日~7日 |
福島わらじまつり(福島県福島市) | 8月の第1金土曜日 |
なお、仙台七夕まつりの前日8月5日には前夜祭の「七夕花火」も開催されます。
こちらも復興の願いを込めて盛大に開催されますので、
ぜひお越し下さい。
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