赤いスイートピー ~5月8日 震災59日目~

~5月8日 震災59日目の日記~

 

先日の日記で「やくらいガーデン」に行ったことを書きました。

その際、入場券(有料です)と引き換えに、スイートピーの種をいただきました。

 

いつもなら、特に気に留めなかったかもしれません。

でも、震災後のせいでしょうか、それとも、自分自身が早く復活したいからでしょうか、

育ててみたくなって、種をまくことにしました。

 

昨日、ホームセンターに行ってプランターを購入しました。

価格を観て高価ならやめようと思いましたが、

いまはこういったプラスチック製品が随分と安価に手に入るのですね。

プランターと培養土を買って帰宅。

そして種の入った袋に書いてある注意書きの通り、種を一晩水に浸けました。

 

そして今日は種まきの日です。

気候的にも、寒くなく、ちょうどいい感じ。

 

一晩水に浸けた種を確認します。

ふやけて大きくなっています。

大きくならなかった種は、カッターで傷をつけて水を吸い込みやすくする、

と書いてありました。

 

プランターに土を入れて、指の腹でくぼみをつけます。

一粒ずつ、大切に蒔いていきます。

土を1cmほどかけて、たっぷりと(でも流されない程度に)水をかけます。

 

どれくらいで芽を出すのでしょうね。

とても楽しみ。いや、いまからすごく待ち遠しく感じます。

 

このスイートピーがうまく育って花を咲かせる事が出来れば、

自分も復活していけるような気がします。

単純に同一視はできませんが、

花もビジネスも、手を抜かず、大切に育てることが必要です。

 

この週末には「定義山」(じょうぎさん)というところにも行ってきました。

山とついていますが、仙台市内です。

なぜか「油揚げ」が有名です。

地元出身の芸人「サンドイッチマン」が、この油揚げを全国区にしようと盛り上げています。

自然に触れて、また少し、元気になった気がします。

 

私は自然から元気をもらっていますが、この震災は自然が人間に戒めを与えたことも事実。

漁業の町も大きな被害を受けましたが、また一つ嬉しいニュースが。

 

それは宮城県の北東部、気仙沼で、カキの養殖作業が再開されたというのです。

もちろん、養殖と言っても、すぐに育つわけではありません。

再開された養殖も、収穫できるのは来年の秋とのこと。

毎年冬場にはカキが美味しく、私も大好きなのですが、今年は我慢の冬になりそうです。

でも、数年はかかると言われたカキ養殖の復興が、こんなに早く始まって、嬉しくてなりません。

 

嬉しいことの一方、まだまだ心配なことも。

同じ港町の石巻、私も、3月までお世話になっていた会社の事業所があるので

何度かお邪魔していました。

 

いま石巻は、震災による地盤沈下で、満潮になると浸水する地域があります。

私の母の古い友人(女性)が嫁いだ先も同じ地域にあります。

腎臓透析で有名な病院でした。

この震災、津波でどうなったか心配です。

 

今回の震災、そして津波で、直接的なつながりの深い親族や友人は

幸いなことにみな無事でした。

でも、友人の友人であったり、たとえばライブで一度会ったきりの人であったり、

そういった人たちがいまどうしているか、知ることもできません。

 

せめての無事を祈るばかりです。


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どん底からの復活者 斎藤 輝男

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東日本大震災は、私から仕事を奪い、どん底に突き落としました。
しかし、私は必ず復活してみせます。このブログでは、その軌跡を残していきます。

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