~4月21日 震災42日目の日記~
またまた復興の嬉しい知らせが入ってきました。
JR東北線が全線復旧したとのニュースが入ってきました。
今回特に嬉しく思ったのは、人々の足となるだけでなく、
物資の輸送に大きな意味を持つから。
同じ線路を貨物線が走っています。
いままでは東北線の寸断により、日本海側から迂回するしかありませんでした。
それがこの復旧により、太平洋側の最短ルートで物資の輸送が可能になるのです。
さらに私が普段利用しているJR仙山線は、
すでに通勤区間である仙台-愛子間が復旧していますが、
今月中には山形まで全線復旧するようです。
太平洋側と日本海側を結ぶ鉄路が復旧するのは大きな意義があると思います。
また先日の日記でも書いた仙台空港アクセス鉄道は、
7月には部分的に再開するとのこと。
途中に新興住宅地があり、仙台のベッドタウンとしての重要性が増しているので
まずはその区間は被害が少なかったこともあり、先行して再開するのでしょう。
空港まで全線開通するのは9月末位の様子。
ちょうど仙台空港もその頃を目指して全面復旧の予定のようですから、
秋には空の旅が以前のように復活する、そう考えて待ちたいと思います。
一方で、再建がままならない、あるいは再建を断念するところもあります。
宮城県内でも多くの文化施設が甚大なる被害を受けました。
特に「大ホール」と呼ばれる、収容人数1000人クラスのホールで被害が大きいようです。
理由としては、ホール内が3階建であったりして、柱のない大きな部屋のようなものですから、
それだけ被害も大きくなったのでしょう。
現在県内の「大ホール」で正常に機能しているのは、
仙台市にある「電力ホール」くらいのものでしょうか。
それ以外のホールについては、復旧までまだまだ時間がかかるようです。
そして宮城県民にとって馴染みの深かったある施設が再建を断念した、
というニュースが入ってきました。
日本三景の一つとして知られる松島に、オルゴール博物館があります。
ここには、国内の博物館でも最大級のオルゴールがあり、
デートスポットとして、県民が一度は訪れたことがある場所ではないかと思うほど。
今回の震災で建物の損傷が思った以上にひどく、再建を断念したとのことです。
展示物がどうなるのか、とても気になるところです。
さて今日は、昨日の日記でも書いた「見舞金」の受取に行ってきました。
営業会社の事務所に対象者が集合です。
普段は個人事業主としてそれぞれのプロジェクトで働いている人たちなので、
顔を合わせるのもひさしぶりの人が多く、懐かしく思われました。
事務的に見舞金を手渡されて、あとは挨拶程度で終わりかと思っていたのですが、
缶ビールとサンドイッチ、軽いおつまみが用意されていました。
自分の被災体験を話すことで、心を軽くする、そんな場を設けてくれたのでした。
心から感謝です。
今日は少しですが懐も心も温かくなって帰宅しました。
明日からまた頑張れそうです。
コメントはまだありません »
コメントはまだありません。
この投稿へのコメントの RSS フィード。
コメントする