~3月31日 震災21日目の日記~
いよいよ、その日がやってきました。
3年間お世話になってきたプロジェクトが本日で終了することとなり、
その引き継ぎの日です。
ひさしぶりに職場の皆さんとも顔を合わせました。
元請け会社のリーダーも顔を出しています。
懐かしい気もしますが、感慨に浸っている時間はありません。
今日一日しか時間は与えられていないのですから。
午前中は引き継ぎの資料作成です。
口頭では誤りも出ますし、また、資料を作ることで自分でも再確認になります。
作りながらも、これまで支店にお邪魔したことや、プロジェクトの苦労など、
いろんなことが思い出されます。
そして午後から引き継ぎのミーティング。
顧客対応で席を外していた担当者も戻ってきてくれました。
震災後は顧客対応のため、サポートセンターに詰めたきり。
土日も関係なく、24時間体制で、曜日も時間の感覚もなくなっていた、
と話していました。
確かに、個人客相手、しかもライフラインにかかわる業務なので、
震災の影響を受けたお客様から電話が殺到して大変だったことでしょう。
本当にお疲れ様です。
夕方までかけて引き継ぎは無事完了しました。
自分の中の、「新年度はこんなこともしたかった」という想いも、
新年度の活動内容の提案としてお話ししました。
そして、終業の時刻。
今日で終わりということで、お花までいただきました。
片付けた個人荷物と共に車に積んで、客先を後にします。
そして向かったのが、私が契約している営業会社。
個人事業主というのは、企業と違って信用も低く、
また万が一の際の顧客に対する補償の問題もあるため、
営業会社にお願いをして、そこから仕事を受けています。
営業会社の担当者と、これまでのプロジェクトの完了報告、
そして今後の展望なども話しました。
そしてお金の話も。
私の両親はガンに侵されています。
寝たきりになるほどではないのですが、それでも何度も手術を受けています。
なのに、諸事情で私は一緒に暮らすことができません。
今年こそは、と思っていましたが、この経済状況では難しくなりそうです。
営業会社には共済会があり、両親の手術の際に、共済金という形で
借金をしています。
それの返済についての打ち合わせもしました。
分割で対応していただける、とのことなので助かります。
それでも、これからの生活を考えると、肩にのしかかるものの重さを感じざるを得ません。
生活する上での必要からクレジットカードも使用していますが、
この震災、そして今後の生活の見通しから、
支払いを待ってもらっている状況です。
これも、今回のプロジェクト終了に伴って先が見えなくなってので、
あらためてのお願いをカード会社に電話しました。
早く復活して何とかしないと…。
そのためには、顧客主導の現在の仕事だけでなく、
自分で大きくできる、そんなビジネスを立ち上げていくしかありません。
残された?時間はあまりないのです。
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