震災後初の入浴 〜3月24日 震災14日目〜

〜3月24日 震災14日目〜

 

きょうは日帰り温泉に行きました。

この日のために、先日、車に給油しておいたのです。

友人宅に迎えに行き、市内の温泉地に向かいます。

 

仙台市の南部に、秋保温泉郷というところがあります。

温泉旅館が集まった一大温泉郷です。

日帰り入浴できる旅館も数多くあります。

 

以前に行ったことがある温泉旅館に行ってみます。

 

ところが、入浴はできるものの、シャワーが使えず、

シャンプーはできないということ。

友人はシャンプーがしたかったので、他のところに行くことにしました。

もちろん、秋保温泉郷ではどこも同じ状況なので、他の温泉地に行きます。

 

仙台は近郊にいくつも温泉地がありますので、こういう時はとても助かります。

その中の一つ、作並温泉に行ってみます。

 

今度は大丈夫でした。

シャワーもOKです。

友人も嬉しそうでした。

来た甲斐がありました。

 

帰りにファミリーレストランで食事を取ります。

震災直後から営業していた店です。

ただ、二週間経っても食材の供給が十分とはいえず、限定メニューでの営業でした。

もちろん、不満はありません。

 

この震災は人間を我慢強くしますね。

でも、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と言いますから、

いつかこの気持ちを忘れてしまうのではないか、それが心配です。

 

さて、いま震災地、その中でもまだ被害の少なかった仙台市でも

問題になっていることがあります。

それは、ゴミの問題。

ゴミを収集するのは、ゴミ収集車。

ガソリンであったり、軽油で動きます。

また、家庭ゴミは焼却します。

ここでも燃料を使用します。

 

つまり、この震災による燃料不足がここでも大きな影を落としています。

それだけではありません。

全壊した住宅のような瓦礫や、壊れた家具の廃棄もあります。

そういったゴミが臨時の集積場にうず高く積まれています。

 

津波の被害が大きかった地域では、

通常の10年分以上のゴミが出ている地域もある、ということです。

特に海沿いの地域、その中でも「リアス式海岸」として有名な

宮城県から岩手県に渡る太平洋岸の地域は、平地も少なく、

瓦礫やゴミを置く場所がすでに不足しています。

今後、仮設住宅を建設する上でも、同じ問題は出てくることと思います。

解決策はまだ見つかっていません。


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どん底からの復活者 斎藤 輝男

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東日本大震災は、私から仕事を奪い、どん底に突き落としました。
しかし、私は必ず復活してみせます。このブログでは、その軌跡を残していきます。

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