母親の入院

きょう、母親が入院しました。

以前の日記にも書きましたが、両親ともにガンに侵されています。

母親のほうは、今回が最後の手術入院となる予定です。

年齢も90歳を超え、体力的にも手術が難しくなってきました。

さらにガンの部位も大きくなり、内視鏡手術が難しくなってきました。

 

入院はしましたが、すぐに手術を受けられるわけではありません。

手術後の回復に影響するものの一つとして血糖値があります。

血糖値が高いと回復に時間がかかるそうです。

先日の検査で、血糖値が高いことがわかりました。

母は数年前に糖尿病を患い、一時は数値が安定したのですが、

しばらく放っておいたのでまた高くなったようです。

きょう入院したのは、まず血糖値を下げるため。

一週間ほどインシュリンを投与して、手術の基準に合わせた血糖値に抑えます。

その上でガンの手術を受けます。

 

一方の父は、もう手術は受けられません。

ガンの部位が大きく深くなり過ぎ、内視鏡手術ができる範囲を超えてしまったのです。

あとはもう放射線治療等によって、悪化するのを遅くすることしかできません。

その父は、きょうからショートステイで介護施設に入っています。

 

母は、伝い歩きで歩くことはできますが、病院では安全のため車イスで移動しています。

父は、歩けるものの、10mも歩くと息が切れます。

最近は通院の都度(週に1~2回)付き添っていますが、

車イスを押し、歩く時に倒れないように腕を支えると、

両親が年老いたことを改めて思い知らされます。

 

震災によって私は仕事を失いましたが、それまでは常駐の仕事をしていたため、

震災前は両親の通院に付き添うこともできませんでした。

それがここにきて通院の頻度も高くなりましたが、

その都度付き添うことができるようになったことは、むしろ震災のおかげであったとさえ思います。

 

震災のおかげで、少しだけ息子らしいことができるようになったことに

(不謹慎かもしれませんが)感謝すらしています。

いつまでこうして一緒に歩んでいけるかわかりませんが、

残された時間を少しでも一緒に過ごしていきたいと思います。


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