出品価格のつけ方 – 奥州せどりプロジェクト第4回

今回、このせどりプロジェクトでは

「効率よく」というのをポイントにしていますが、

その点からも今回は、そのキモになる部分と言ってもよいと思います。

 

それは出品価格のつけ方。

これがわかれば、せどりの戦略はかなりの部分が出来たも同然です。

がしかし、その前に一つ、考えてみたいことがあります。

 

■演繹法と帰納法

この二つの言葉を聞いたことがある方はどれ位いるでしょうか?

プロジェクト管理などでよく使われる言葉です。

 

演繹法とは例えば「いまがこれくらいだから、将来はこうなろう」

というような考え方。現在をベースに考えます。

それに比べて帰納法は「将来こうなりたいから、こうやって努力していこう」

というもの。

あくまでも、結果となる目標を決めて、

現在とのギャップから努力の方法や程度を決めていくもの。

 

どちらが優れているかといえば、

あくまでも目標を達成する観点から言えば後者です。

人間どうしても甘えが出るものですから、

前者では「できるだろう」と思う程度の努力目標しか出しません。

 

ところが後者は、ゴールが決まっていて、

それを達成するために努力の量が変わるため、

場合によっては恐ろしいほどの努力が必要になりますが、

やり遂げれば目標に対するブレはなくなります。

 

せどりもある意味この考え方で、

「○○円で売って、利益を××円取りたい、だから△△円で仕入れる」

という考え方が大切です。

 

仕入れについては今後書いていきますが、

このことを頭に入れて仕入れをすると(私の経験上もそうでしたが)

失敗が少なくなります。

 

■出品価格はどうやって決めるか

ある商品を出品する際に価格をいくらにするか悩まれることと思います。

私も戦略上非常に大事なポイントなのでよく考えます。

単純に(安易に)考えれば「他の出品者より安くすれば売れるだろう」

という論理が成り立つことでしょう。

 

でもそうでしょうか?

 

出品価格は他の出品者も見ることができます。

また出品者は自分が出品している商品のリストをWEB上で

一覧形式で見ることができますが、

その画面で最安値がいくらなのか見て、

自分の出品価格を修正することができます。

 

そのため安易な出品者が複数いると、安値競争になっていくわけです。

こうなると大変です。

あっという間に赤字に転落、「せどりは儲からない」となるわけです。

 

したがって、最初に書いた帰納法の考え方に基づき、

出品価格は安易に下げないことが大切です。

※あらかじめ下げる幅を考慮に入れて仕入額を決める、

というのも一つの考え方ですが、

そのあたりは商品によって戦略が異なるので後で述べます。

 

では出品価格はどのように決めるか、

一言でいえば「自分が売りたい金額にすればよい」ということですが、

それでは答えになっていませんね。

 

これは非常にノウハウに属する部分でデリケートなのですが、

ただ言えることは50出品者がいる商品で、

安いほうから20番目や30番目の価格をつけても売れる、

というのが経験で分かっています。

これは、価格以外の要素が大きく左右するからなんです。

 

それについては改めて書きますが、

一つだけ言えるのは、CD/DVDの場合、売値の15%が

アマゾンの手数料として差し引かれます。

それ以外に1件あたりいくら、という形で取引手数料が差し引かれます。

それを考慮の上で、ライバルに勝てる価格を設定する、

というのがポイントです。

 

こればかりは定量的な答えがないのですが、

売れている(商品の詳細ページを見ると、どの商品でも見かける

出品者がいると思います)出品者の価格を参考にするのも一つの手です。

 

個人ではなく業者として出品している出品者も多くいますので、

彼らの値付けには根拠があります。

それをよく研究することが大切です。

 

次回は、今回もちょっと触れましたが、

価格以外の(売れるかどうかを決定する)要素について書きます。


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