~3月30日 震災20日目の日記~
個人的な“最大余震”から一夜が明けました。
言葉の上では“最大余震”と書いていますが、それほど落胆も驚きもありません。
少なからず予感というか、予想はしていたことなので。
そうは言っても、今後のことを考えないといけませんね。
すぐに次のプロジェクトが見つかるとも思えませんし、
また、こういう事態に備えて何か副業をしていたわけでもありません。
でも暗くなってばかりでいても仕方ありませんので、
前を向いて、一歩ずつ歩いていきたいと思います。
さて今日は、震災後二度目の給油に行ってきました。
前回と同じ、比較的並ばなくても給油できるスタンドです。
今回は、前回にも増して列が短くなっていました。
あとで周辺のスタンドの前を通りかかったのですが、
前回の給油の時には休業中だったスタンドも、ほとんどが営業再開していました。
やはり三週間弱経って、ガソリンの供給も回復してきたのですね。
ありがたいことです。
そして、今回は満タンに給油することができました。
これもまた、ありがたいことです。
震災から三週間弱経って、ガソリン以外にもいろんなところで
復興の足音が聞こえるようになってきました。
その一つが、仙台と石巻を結ぶ仙石線の運転再開。
といっても、沿線には津波の被害がひどかった地域もあり、
仙石線も線路が流された地区があります。
もちろんそういった地域では運転再開は、まだめどすら立っていません。
今回復旧したのは、青葉通駅と小鶴新田という駅の間。
仙石線、実は仙台が終点ではありません、現在は。
もうひと駅街中の青葉通駅というのが終点です。
そして、小鶴新田というのは、ここ数年開発の進んだ仙台のベッドタウン的な街。
平均年齢は低いです。(笑)
就職したてのシングルや、結婚したてのカップルが多く住んでいる、
そんな街です。
ですから、通勤の足として、最低限ではありますが、それでいて
影響の大きい地域の間をまず復旧させた、という感じです。
並行する国道はこれまでも朝夕は大混雑で、
さらに震災後は代行バスも行き来して、通勤時間が読めないほどの
大渋滞になっていましたから。
もう一つ、明るいニュース?といえるのが、春の甲子園。
28日に宮城県から東北高校が出場しました。
対戦相手を決める抽選会では、震災の影響を考慮して最終日に登場、
と心遣いをいただきました。
なんといっても、震災後は練習もできず、
それでいながら他の被災者のために支援活動をしていたという部員たち。
残念ながら結果は初戦敗退とはなりましたが、
練習不足を補う集中力と気迫でがんばりましたし、
何よりも相手校が「本気でぶつからなかったら失礼にあたる」と
容赦ないほどに本気で戦ってくれた、それが嬉しかったです。
とてもすがすがしいものでした。
復興を祈っているからこそ、本気で物事にぶつかっていく、
私もその気持ちを忘れずに頑張らなくちゃ!
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