~3月29日 震災19日目の日記~
あの忌まわしい東日本大震災から19日目。
ついに“最大余震”が来てしまいました。
「何それ?そんな大きな余震はなかったよね?」
はい、他の方にとっては、そうでしょう。
でも、私にとっては、最大の余震、恐れていたことが現実になったのです。
昨日の日記でも、仕事の再開の見通しが立たず、
不安な週の幕開けになったことを書きました。
また、元請け会社の営業担当者が顧客企業の担当者に直談判に行くことも。
今朝、その結果が電話で報告されました。
プロジェクト中止!
3月末の契約満了で更新はしない。
引き継ぎにも来なくていい!
さすがに、引き継ぎをしないのはまずいだろう、と元請けの担当者が交渉し、
引き継ぎのために出社することは了承いただいたとのこと。
ただし一日だけ。
引き継ぎをしないというのは、顧客企業の部署の責任者からでした。
しかし、それでは現場の担当者は困ります。
作りかけの資料、今後の計画、そういったものをきちんと引き継がないと
プロジェクトを(顧客担当者だけで)再開した時に困るはずです。
我々もプロです。
たとえ一方的に契約解除になっても、その先、現場の人間が困ることは
避けないといけません。
そういうことを考えずに「引き継ぎは不要」と言い放つ責任者には呆れてしまうと同時に
そういった責任者の下で働く担当者がかわいそうになってきます。
企業において、あるいは社会において、どんな実績を残すか、
それはもちろん本人の努力次第です。
でも、特に企業においては、対人関係、なかでも上司の存在は、
無視して通ることのできない関門です。
私も、長年サラリーマンをしてきましたが、そういう経験を多くしてきました。
個人事業主になっても、一緒に仕事をする仲間、
特にそれが下請けの立場の場合、
元請け担当者はいわば「上司」になるわけですから、
少なからず苦労もしてきました。
そんな中で、顧客の担当者に実力や実績を認めてもらえると、
望外の喜びを得たものです。
そんな顧客担当者の人たちとも、もうすぐお別れです。
プロジェクトには3年いました。
3年間の中で、顧客担当者も変わっていきましたが、
現在の担当者の人たちが、ベストのメンバーでした。
突然の契約解除(正確には契約更新しない)に対して、
私は正直なところ、腹は立っていません。
むしろ、このような状況を見越して(というのは無理かもしれませんが)
もっと早めにプロジェクトの作業を進めておかなかったことを、
個々の担当者の人たちには申し訳なくすら思います。
せめて、引き継ぎをきちんと実施して、
顧客担当者の人たちが困らないようにしたいと思います。
そして、もしプロジェクトが継続していたら新年度にやりたかったこと等
自分の想いも伝えて、プロジェクトを去ろうと思います。
この3年間、私を支えてくれたプロジェクトですから。
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